2007年10月7日日曜日

戦争を忘れないように

アメリカや他の国ではどのぐらい知られていたのか分かりませんが、ベトちゃんドクちゃんという双子の子供達が日本では80年代、90年代によく知られていました。この二人はベトナム戦争の枯れ葉剤(defoliant)の影響で胴体部分がつながって生まれてきましたが、その後、日本の医師の協力もあって、二人の胴体は無事切り離されました。でもそれから19年間お兄さんのベトさんは目を覚ますことなく、最近26歳でなくなったそうです(読売新聞記事)。子供のころ、胴体がつながった二人を見て、ショックだったのを覚えています。戦争ってひどいと思ったことも。

それで思い出したんですが、今、日本のドラマ「はだしのゲン」を見ています。これはもともと漫画で、私は小学生の時に読んだんですが、これにもかなりショックを受けました。戦争の話は祖母から聞いていたんですが、広島での話ではなかったので、この漫画を読んでしばらく夜寝られなかったのを覚えています。

広島の原爆から60年以上がたち、戦争を体験した人がだんだん少なくなってきています。今の子供達は戦争=テレビ/映画でのこと、作り話、なんて思っていないか心配です。これからも伝えつづけなくちゃいけないことだな、と思います。

2 コメント:

Heidi さんのコメント...

私は先学期ハーリ先生の文学クラスで「はだしのゲン」を読みました。その前に、広島に行ったこともありましたから、その話はちょっと分かったと思っていました。でも、漫画を読んだ後で、その話の本当の悲しみが分かるようになったと感じていました。

ざわ先生 さんのコメント...

そうだったんですか。さすがハーリー先生!あれはフィクションですが、作者の経験に基づいているそうなので、すごくリアルでしたよね。
広島に行ったことがあるんですか?私は実はないんです。。いつか行きたいです。